ふたごやま制作所ブログ

問題あるデザイン

最近「デザイン」という言葉をTVやネットで頻繁に見かけるようになりました。2020年、東京オリンピックのロゴや競技場のデザインは大きな注目を集めています。盗作(疑惑)やお金の問題など、悪いニュースばかりなのが残念ではありますが・・・。
ですが、悪いニュースであれ「デザイン」というものが注目されるのは良いことではないでしょうか。今回の件では画像転用や盗作などデザインの問題が一般の方々にまで認知され、デザインの良し悪しを考えるきっかけになったかと思います。

では良いデザインとはどんなモノでしょうか。ポルシェ911や落水荘が美しく洗練されたデザインなのは言うまでもありませんが、世の中には物議を醸す「問題ある美しいデザイン」も多くあります。

近代建築の巨匠であるドイツの建築家、ミース・ファン・デル・ローエは1951年に「ファンズワース邸」を設計しました。ミースが設計した最後の住宅(別荘)であり、近代建築の傑作として有名ですが、この住宅は人が暮らす上で大きな問題を抱えています。ガラス張りの外壁は断熱性が悪く、夏は暑く冬は寒い上に通風も悪い、とても人が住めるような住宅ではなかったそうです。工期も延び、ついには訴訟問題にも発展して、ファンズワース氏は住むことなく売り払ってしまいました。

しかし、鉄骨によって宙に浮いたような軽快さ、面で構成された純粋なデザインは、時代を越えて世界中で愛され、近代建築の傑作となりました。施主の理想からは程遠いが「問題ある美しいデザイン」と言えるでしょう。


このようにデザインには使いづらく・造りづらいデザインが必ずしも悪いデザインではない、という不思議な側面があります。私たちの身の周りにも使いづらいけれど愛着のあるデザインが多くあるのではないでしょうか。良いデザインとは、個人にとってその時々に左右されず、愛し続けられるデザインであると私は考えます。

19:22 | comments(0) | -

自己紹介

ふたごやま制作所の山下です。
今回は簡単に自己紹介をしたいと思います。私は札幌市立高等専門学校を卒業後、札幌市立大学へと進みデザインを学びました。いずれの学校もデザイン教育を主軸とした学校で、市立高専ではデザインの基礎を3年間学んだ後2年間建築デザインを学び、市立大学では建築から更に視野を広げた空間デザインを学びました。
それから、建築デザイン事務所に勤めた後、独立し「ふたごやま制作所」をつくるに至りました。屋号は札幌市中央区の自然豊かな地域「双子山」からデザイン制作を広く行っていきたいという思いから、この屋号としています。

趣味は映画鑑賞と釣りです。たまに趣味の話なんかもするかも知れません。
至らない点も多々あるかと思いますが、今後ともよろしくお願いします。
18:52 | comments(0) | -

はじめまして

はじめまして。ふたごやま制作所の山下和樹と申します。
デザイン墓石「ITSUKI」の企画・運営、建築等デザインに関わる仕事をしています。
ブログを通してイツキの更新情報やデザイン、興味のあることを書いていく予定です。
駄文ではございますが、お暇な時にでも覗いていただければ幸いです。
よろしくお願いします。
13:32 | comments(0) | -